そもそも共同体とはなんぞや?

アドラー心理学において共同体感覚は、もっとも重要な概念といっても過言ではありません。とはいえ・・・そもそも共同体とはなんでしょうか?『嫌われる勇気』の本文中において、『共同体』という単語は100回近く登場するのですが、残念ながら『共同体』という言葉の詳しい説明は一切ありません。そこで今回は『共同体』について掘り下げて解説していきたいと思います。

共同体 ≠ コミュニティ

日本で普通いわれている【共同体】は、一般的にコミュニティのことでしょう。たとえば地域コミュニティ、弁護士のコミュニティ、医者のコミュニティと言った具合です。

しかしアドラー心理学でいうところの『共同体』は、コミュニティのことではないのです。『共同体』とはなんでしょうか?「利益,目的を同一にする人々の結合体」というのがブリタニカ国際大百科事典の説明ですが、これではなんだかよくわからないと思います。

そこで『共同体』の3つの性質について、説明したいと思います。

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