アドラー入門講座(OLD)

もしあなたがアドラー心理学をこれから勉強するなら、絶対に意識しておいたほうがいいことがあります。それは・・・アドラー心理学を「勉強する」ことよりも、アドラー心理学を「実践する」ことのほうが重要だということです。

当たり前の話だと思うかもしれませんが、アドラー心理学について勉強することに時間とお金をとられすぎてしまい、アドラー心理学を「実践する」ところまでいかない人も珍しくないのです。

そこで今回新講座として、アドラー心理学を「勉強する」ための講座ではなく、アドラー心理学を「実践する」ことに重きを置いた『アドラー入門講座』を作りました。なぜ、この講座をつくったのか?説明させてください・・・

なぜ、この講座をつくったのか?

世界的に有名な経営コンサルタント大前研一氏は、人生を変えるアドバイスとしてこんなことを言っています。

私が昔から使っている簡単な方法が3つある。時間配分を変えること。住む場所を変えること。そして付き合う人を変えることである。

【引用:PRESIDENT Online】

わたしたちの人生に変化をもたらす上で、人間関係は重要なテーマであることは疑いようがないでしょう。アドラーも「すべての悩みは対人関係の悩みである」と言っています。つまり「対人関係」と向き合うことが重要なのであって、アドラーを学ぶことはあまり重要ではないのです。

もしかしたらあなたは「アドラー心理学を実践するために、アドラー心理学を学ぶのであるから、アドラー心理学を学ぶことだって重要でしょ?」と心の中でつぶやいているかもsりえません。しかし残念ながら・・・アドラー心理学を実践しなければ、アドラー心理学を(本当の意味で)学ぶことはできないのです。

つまりアドラー心理学においては、「勉強」⇒「実践」という順序ではなくて、「実践」⇒「勉強」という順序で理解を深めていくのが本来のあるべき姿なのです。しかし残念ながら、アドラー心理学を学んでいる人のほとんどが、アドラー心理学を「勉強」することばかりに熱心で、「対人関係」と向き合うことを回避したり後回しにしているため、期待しているような効果を実感できていないようです。

もともとアドラー心理学はわかりやすいのに誤解されやすいという特徴があることで有名です。そこでわたしのアドラー研究の成果をまとめて、公開したら喜んでくれる人もいるだろう・・・と思って、『アドラー入門講座』を開発することにしました。

そもそもなぜアドラー心理学は、誤解されやすいのでしょうか?

誤解する理由

突然ですが、あなたは「群盲象を評す」というインドの寓話を知っているでしょうか?数人の盲人がゾウの一部だけを触って感想を語り合う、という話です。

にさわった視覚障碍者は、ゾウをのようなものだといいました。にさわった視覚障碍者は、ゾウをのようなものだといいました。にさわった視覚障碍者は、ゾウをのようなものだといいました。尻尾にさわった視覚障碍者は、ゾウをのようなものだといいました、等々。

あなたはアドラー心理学について、どのようなことを知っているでしょうか?おそらく・・・性格、自己啓発、子育て、客観的思考、劣等感、優越感、コンプレックス、宗教、言葉、人生の課題、運命論、才能、遺伝、承認、人生の意味、勇気、トラウマ、楽観主義・楽天主義、自立、責任、対人関係、競争、仕事、愛、交友、共同体、隣人愛、原因論、目的論、課題の分離・・・等々、アドラー心理学のなにかしらのテーマに興味をもっているかもしれません。

しかしアドラー心理学の全体像を理解しているか?といわれれば、おそらく答えは「ノー」でしょう。そう。視覚障碍者がゾウの一部分だけをさわってゾウのことを誤解したように、わたしたちもアドラー心理学の一部分だけをさわってアドラーのことを誤解しているのに、そのことに気づいてすらいないかもしれないのです。

どうすればアドラー心理学を、誤解することなく理解できるでしょうか?

全体像の把握

アドラー心理学を、誤解することなく理解するための理屈は、とてもシンプルです。それは・・・「全体像を把握することからはじめる」です。たとえばゾウの写真をみてから、鼻、腹、脚、尻尾に触れば、ゾウへの理解はグッと深まるでしょう。同様に、アドラー心理学の全体像を把握してから、アドラー心理学のさまざまな概念を学べば、アドラー心理学への理解はグッと深まるはずです。

そこでわたしが開発した『アドラー入門講座』では、まずは「アドラー心理学の全体像」を学びます。「アドラー心理学の全体像」は30分くらいで読むことができます。そしてアドラー心理学のさまざまな概念については、別の解説記事を参照することで、更に理解を深めることができるという構成になっています。

たとえば「アドラー心理学の全体像」という文章にある「個人心理学」をクリックすると、個人心理学についてさらに深く掘り下げた記事が読めるようになっています。同様に、「子育て」をクリックすると子育てについて、「対人関係」をクリックすると対人関係についてさらに深く掘り下げた記事が読める・・・というような仕組みになっています。

学習イメージ

人生悩んでいる暇はない

わたしのモットーは、「人生、悩んでいる暇はない」です。なぜならば人生はあなたが想像しているよりも短いからです。あなたの人生において本当に大事なことは、アドラー心理学を勉強することではなくて、アドラー心理学を利用して人生によい影響をもたらすことのはずです。

もしあなたが「アドラー心理学に興味をもって勉強したのに、人生の変化を感じていない」という状況にいるのであれば、『アドラー入門講座』は、きっとあなたのお役に立てるはずです。

アドラー入門講座は、